NAS導入で、業務データの一元管理・消失リスク予防、セキュリティ強化
NASとは、ネットワーク(有線LAN・無線LAN)に直接接続できるHDDです。USBタイプの外付けHDDと違って、いちいちケーブルを付け替える必要がありません。また、データをNAS内の一か所で共有して使うので「コピーして使っているうちにどれが最新か解らなくなった」なんてことがありません。近年では小型で価格も手ごろなNASが複数メーカーより発売されています。
NAS導入には下記のメリットがあります。
◎データの共有・一元管理
会社など複数人・複数台のパソコンで仕事をする際、あるPCに保存したデータをUSBなどで受け渡しして別のPCへコピーして使うことがあります。データの受け渡し&コピーを繰り返すうちにどのデータが最新なのかわからなくなったり、データの所在が行方不明になることもしばしば。
NASを導入し、1つのデータを全員で使うことで、常に最新を全員が利用できます。また、使っているパソコンが壊れてもNAS内のデータには影響ありません。パソコンを変えるだけでこれまでと同じように利用することができます。
◎RAID1機能でデータバックアップ強化
NASの中には2台のHDDを搭載した機種があり、RAID1(ミラーリング)機能を使うことで1台のHDDが故障してもミラーリングされた別の1台がデータを保持します。このRAID1機能でデータ消失のリスクを限りなく減らします。ある日突然PCが動かなくなってデータが全部消える、なんて心配が無くなります。
◎アクセス制御を利用して重要データを保護
NASでは共有するフォルダにユーザー単位にアクセス制限をかけることができます。全員が参照・編集可能なフォルダ、人事・総務・役員など特定のグループのみが編集可能なフォルダなど、細かくアクセス制限をかけることで重要なデータを保護することができます。個人情報データのセキュリティ対策として最適な機能の一つと言えます。
◎外出先からデータへアクセス
外出先で急にデータが必要になった際に、インターネットを経由してNASへ接続しデータを取り出すことができます。 また保存することも可能です。
※NAS導入によるデータ管理は、2015年10月スタートのマイナンバー制度のセキュリティ要件の一部にも適合します。
※データのセキュリティ管理をご検討の事業所様、ぜひご相談ください。